穀物と猫

それでは改めて、タンパク質の種類と猫との関係性についても紹介します。タンパク質には魚肉や動物肉などから摂取することができる動物性タンパク質と、主に穀物類から摂取することができる植物性タンパク質という2つの種類が存在しています。動物によってこのどちらが必要性が高いものであるのかに違いがあります。

猫猫は肉食動物であるため、主に動物性タンパク質を必要としており、植物性タンパク質は相性がよくありません。これは、猫の臓器がどのような構造になっているのかと大きく関係があるものです。猫と人間の臓器を比較してみた時、おおきな違いとなっているのが猫の腸が短い設計であるという点です。腸が長い動物というのは、消化が難しいような穀物類などについても消化することができ、エネルギーや栄養素として吸収することを得意としています。その分、代謝は少なくなっているのが特徴です。これに対して猫は腸が短い生物であり、穀物類の消化にそもそも適していません。その分代謝が早くなっています。ただし、昨今では植物性蛋白質を加工することで、吸収しやすいような形としているペットフードもあります。どのような技術が使用されているのかを確認する必要があるでしょう。

必要なタンパク質

猫向けのペットフードについて見る場合、まずはタンパク質量自体について見る必要があるでしょう。猫というのは人間に比べて、体重比率で必要とするタンパク質量が多い動物です。人間が体重1kgあたり、1.2グラム程度のタンパク質量で健康を保つ事ができるのに対して、猫は体重1kgあたり、7グラム程度のタンパク質量が一日に必要とされます。このタンパク質量が不足している場合、必須アミノ酸の摂取が十分でないことが考えられ、猫の身体に対して悪影響が発生してしまう可能性を考えなければなりません。

猫ゴロゴロ具体的には、老化を早めるような現象を招いてしまうことになります。タンパク質は筋肉をつくるために必要となる素材となるものである関係上、これが不足すると筋肉不足になってしまいます。猫は運動好きな子が多い関係上運動不足にはなりにくい動物ではありますが、成分自体が不足してしまっていると運動をしても筋肉が付かないことになってしまうため疲れやすくなり、動くのを嫌がる様になってしまうことが多くなるでしょう。そのため、ペットフードを選ぶ際には十分なタンパク質量が含まれていることを確認する必要があります。少なくとも26%程度のタンパク質量が必要となります。

猫のペットフード

キャットフード人間にとって健康に良い食事が、必ずしも他の動物にとって健康に良い食事であるとは限りません。人間は典型的な雑食動物であり、動物性タンパク質も、植物性タンパク質も必要としている動物です。かつ、これらについて共に高い消化効率を持っているのも特徴と言えます。しかし、動物によっては肉食のものや、草食のものなどがあり、それに合わせた食事というものを用意しなければなりません。それでは、猫の場合についてはどうでしょうか。猫の場合は専用のキャットフードを与えることになる場合が多いかと思いますが、ペットフードにも様々な種類があります。猫にとって健康に良いペットフードの条件は、どのような部分で決まるのでしょうか。

まず前提として、猫は肉食の動物です。今ではペットとして良く飼われるようになっている猫ですが、元々は山などに住み、鳥や鼠などの動物を狩って生活をしていた動物であることは忘れてはいけません。そのため、キャットフードにおいて必要とされるのは「動物性タンパク質」が多い食事であるということです。この点を人間基準で考えて、ヘルシーである植物性タンパク質が多いような食事を与えていると、かえって猫の健康には悪いことになってしまいかねません。

特にここで注意するべきであるのが、「植物性タンパク質」が多く含まれている場合、穀物が多く含まれている場合が多いということです。それでは、キャットフードの穀物について紹介します。